JNTO、紀伊國屋書店と仮説検証事業、訪日客への影響力に期待

  • 2017年3月8日

 日本政府観光局(JNTO)は3月13日から26日まで、紀伊國屋書店新宿本店とともに、訪日外国人旅行者の行動の変化を分析するための仮説検証事業を実施する。観光関連の事業者以外でも、日本のアニメや食、ファッション、生活文化などの情報を提供することで、送客への影響力を有する可能性があること検証することが目的で、ナビタイムジャパンなどの協力も得て、来店後の行動や動線の変化を分析する。

 具体的には、同店の1階に常設されているコーナー「Books on Japan」にパネルを設置し、新宿を起点にして訪れやすい都内の観光スポットを紹介。あわせて各スポットに関連した書籍も用意し、来店した外国人には印象などに関するアンケートを実施する。アンケートに回答した人には、訪日旅行情報サイト「MATCHA」に誘導するためのQRコード付きポストカードを贈呈する。

 ナビタイムジャパンは、外国人向けに提供している観光ナビゲーションアプリの利用者について、来店前後の行動を動態データをもとに解析する。