シンガポール航空、燃油費などを基本運賃に統合、今春から
シンガポール航空(SQ)と子会社のシルクエア(MI)は今春から、燃油サーチャージと航空保険料を基本運賃に統合すると発表した。利用者により分かりやすい形で運賃を提示することが目的で、3月28日から各地域で段階的に導入し、5月までの完全実施をめざす。なお、他社が運航するコードシェア便については取り扱いが異なる場合があるとしている。
SQによれば両社は2008年から、燃油サーチャージや航空保険料を徴収する場合、広告などではそれらを含む総額を運賃として表示してきたという。今後は市場の需給動向など勘案しながら、最初から燃油サーチャージと航空保険料を組み込んだ総額を設定して表示する。
これに伴い、両社のフリークエントフライヤープログラム「クリス・フライヤー」において、獲得したマイルを燃料サーチャージや保険料と交換するサービスは3月22日で終了する。また、同日をもって、オンラインでマイルを特典に交換する場合、コールセンター経由に比べて15%割引する制度も終了する。