飛鳥II、18年世界一周は102日で26港、初の「特割」も

  • 2017年3月2日

コモド島に錨泊する飛鳥II  郵船クルーズはこのほど、2018年に「飛鳥II」(総トン数:5万142トン、乗客定員:872名)で実施する世界一周クルーズのスケジュールを発表した。同社は欧州のテロ事件などを踏まえて、16年と17年の世界一周クルーズを中止しており、今回は3年ぶりの実施となる。

 18年は3月25日から7月4日までの横浜発着コースと、3月26日から7月5日までの神戸発着コースを設定。ともに101泊102日でアジアからスエズ運河、地中海、大西洋、北米、パナマ運河、太平洋などを経由して26港に寄港する。初寄港はバレンシア、ハンブルク、ボルチモアなど8港。

 寄港地観光については、ボストンでは全乗客を対象にボストン美術館の閉館後貸切見学ツアーを実施。また、有料のオプショナルツアーとして、バチカン市国のシスティーナ礼拝堂の貸切見学ツアー、リスボンのジェロニモス修道院での貸切ディナーなどを提供する。船内では歌手の今陽子さんやKONISHIKIさんなどによるショーを予定する。

 販売は4月7日に開始し、クルーズ代金は「Kステート」を2名で利用する場合、1名412万5000円からとなる。今年は6月30日までに代金を全額支払った場合、20%を割り引く「ワールド特別割引」を初めて設定しており、Kステートの場合は1名330万円となる。そのほかにも各種の早期割引を設ける。