ツーリズムEXPO、今年もアワード実施、募集期間を延長
ツーリズムEXPOジャパンは3月1日から、第3回の「ジャパン・ツーリズム・アワード」の募集を開始する。9月21日から24日まで開催する「ツーリズムEXPOジャパン2017」の顕彰事業として実施するもので、今年は募集開始日を昨年と比べて1ヶ月前倒しすることで、昨年の158件を超える190件の応募を目標とする。応募は5月31日まで、公式ウェブサイト上で受け付ける。
今回のテーマは「持続可能な観光による社会の発展の実現」で、「海外領域」「国内・訪日領域」の両カテゴリーともに「ビジネス部門」「地域部門」「メディア部門」の3部門を設定。また、昨年に続き、国内の世界観光倫理憲章署名会社・団体などを対象とする「UNWTO(国連世界観光機関)部門賞」も設ける。なお、「ビジネス部門」は昨年の「ツーリズムビジネス部門」、「地域部門」は昨年の「地域マネジメント部門」、「メディア部門」は昨年の「プロモーション部門」にそれぞれ相当。より応募しやすい名称に変更したという。
「ビジネス部門」は国内外への交流人口の拡大や、ツーリズム業界の価値向上に大きく貢献した企業や団体などの取り組みを表彰。「地域部門」は、観光関連団体などが共同で取り組む観光地域づくりや交流拡大などを表彰する。このうち海外領域においては、大使館や観光局などを対象とする。「メディア部門」は、国内外における需要喚起や地域の価値向上に貢献した広報・プロモーション活動を表彰する。
審査は首都大学東京特任教授の本保芳明氏を委員長とする有識者委員会が、「先駆性・発展性」「持続性=実績を伴うもの」「社会性」の3点をポイントとして実施。「部門賞」は各部門につき1点から5点程度を、「領域優秀賞」は各領域につき1点または2点を、「UNWTO部門賞」は1点をそれぞれ選出し、さらに全部門賞のなかから1点を「大賞と」して選ぶ。
受賞団体は8月中旬に発表する予定。表彰式は9月21日に「ツーリズムEXPOジャパン2017」の会場で開催する。