アシアナ航空、ハッキングでサイト改ざん、情報流出はなし
アシアナ航空(OZ)によると、2月20日未明に同社のウェブサイトがセルビア人の反アルバニア勢力と見られるハッカーの攻撃を受けて改ざんされた。18時の時点では韓国国内ではほぼ正常にアクセスできるようになったものの、日本や中国、米国などの一部では閲覧できない状態が続いている。詳細については調査中で、完全復旧の目途は立っていないが、顧客の個人情報の流出は確認されていないという。
OZによると今回ハッキングされたのは同社のシステムではなく、ウェブサイトのドメイン名とIPアドレスを結びつけるシステムの管理を外注している会社。そのため、ウェブサイト上でのサービスは利用できないものの、OZのシステム自体に影響は出ていないという。
なお、改ざんされたサイトのトップページには「I am Sorry, Iberia Airlines」から始まるメッセージが記載されており、OZは「ハッカーは我々をねらったのではなく、対象を無作為に選んだのでは」との見方を示している。18時の時点でイベリア航空(IB)のウェブサイトにハッキングの形跡は見られず、同社も今回の件に関連した発表などはおこなっていない。