全日空、4月・5月の燃油サーチャージ引き上げ、JLに続き
全日空(NH)は2月17日、4月1日から5月31日までの間に発券する日本発の航空券について、燃油サーチャージを引き上げると発表した。昨年12月と今年1月のシンガポールケロシン市況価格の平均が1バレルあたり64.43米ドルに上昇し、円貨換算額が7434円となったことを受けたもの。海外発の航空券についても燃油サーチャージの徴収を再開する。16日には日本航空(JL)が同様の変更を発表していた。
今回の徴収額引き上げにより、韓国線は現行の片道200円から1.5倍の300円に、中国・香港・台湾・マカオ線は現行の500円から3倍の1500円に。その他の路線はそれぞれ倍増する。
海外発の航空券については、例えば欧州以外で日本/韓国線を購入する場合、一部の例外を除いて片道2ユーロを徴収する。
NHは燃油価格の下落により、15年12月から海外発航空券、16年4月から日本発航空券の燃油サーチャージをそれぞれ廃止していたが、日本発航空券については今年2月から徴収を再開している。
4月と5月の燃油サーチャージ徴収額の詳細は以下の通り。
▽NH、燃油サーチャージ(4月1日~5月31日発券分)
(路線/改定後/現行)
北米・欧州・中東・オセアニア線/7000円/3500円
ハワイ・インド・インドネシア線/4000円/2000円
タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア線/3000円/1500円
ベトナム・フィリピン・グアム・サイパン線/2000円/1000円
中国・香港・台湾・マカオ線/1500円/500円
韓国線/300円/200円