ノルウェー、FIT取込強化へ、自然以外も訴求
▽フィヨルドに新スポット、今夏もベルゲンにチャーター
セミナーではヨルゲンセン氏がフィヨルド地域でのハイキングやスキーなどを提案。昨年8月にガイランゲルフィヨルドのダルスニッバ展望台に新しい展望スポットが開業したことや、18年にはハダンゲルフィヨルド地域のヴォーリングフォッセンの滝に、地上186メートルの高さのガラスの橋から滝を眺めることができる新たなアトラクション施設ができることを紹介した。
ヨルゲンセン氏は、日本/ノルウェー間に定期直行便が運航されていないことを「日本市場のウィークポイント」と指摘。このことについてノルウェー空港財団(アビノール)CEOのオイヴィン・ハソース氏は、数社の航空会社に直行便の就航を働きかけていることを説明した。
ハソース氏によれば、2008年からは毎年夏に航空各社がベルゲンなどへのチャーター便を運航。今年もスカンジナビア航空(SK)が3本のチャーター便をベルゲンに運航するという。同氏はそのほか、オスロ空港やベルゲン空港で実施中の拡張工事についても紹介した。17年中には終了する見通しという。
なお、セミナーでは貿易・産業大臣のモニカ・メーラン氏も登壇。「オーロラが好きな日本人には、ぜひ冬のノルウェーに来て欲しい」とアピールするとともに、オスロやベルゲン、トロムソなどの都市の魅力を説明した。