JR西、レールパスに丹鉄を追加、訪日2万人誘客へ
西日本旅客鉄道(JR西日本)は4月10日から、訪日外国人旅行者向けの特別企画乗車券「JR-WEST RAIL PASS」の使用対象に、ウィラートレインズが運行する京都丹後鉄道(丹鉄)を追加する。天橋立などがある京都府北部の「海の京都エリア」への訪日外国人旅行者の誘客を促進することがねらい。ウィラートレインズは海の京都DMOによるプロモーションなどと連携し、今後1年間でパス利用者2万人の誘客をめざす。
丹鉄が追加されたのは全8種の「JR-WEST RAIL PASS」のうち「関西ワイドエリアパス」「関西・北陸エリアパス」「関西・広島エリアパス」の3種類。販売・利用期間はいずれも4月10日から2018年4月9日までとした。
関西ワイドエリアパスの有効期間は5日間。丹鉄のほか、JRの山陽新幹線の新大阪/岡山間、特急列車の普通車自由席、快速・普通列車の自由席、和歌山電鉄、西日本ジェイアールバスが乗り放題となる。また、エリア内ではレンタサイクル「駅リンくん」も利用し放題になる。料金は大人8500円、子供4250円。
関西・北陸エリアパスの有効期間は7日間。関西ワイドエリアパスを利用できる交通機関に加えて、北陸新幹線の金沢/上越妙高間が乗り放題になる。料金は大人1万5000円、子供7500円。
関西・広島エリアパスの有効期間は5日間で、関西ワイドエリアパスを利用できる交通機関に加えて、JR西日本宮島フェリーと中国ジェイアールバスが乗り降り自由となる。料金は大人1万3000円、子供6500円。