オーストラリア、16年の日本人40万人超、26年ぶり2割増
オーストラリア政府観光局(TA)によると、2016年の通年での日本人訪問者数が前年比22.7%増の41万3800人となった。40万人を超えたのは08年以来であるほか、前年比の伸び率が2割超となったのは1990年以来26年ぶり。
オーストラリアへの日本人訪問者数は、2013年に32万4400人となって以降は14年が32万8900人、15年が33万7200人と回復傾向にあったが、15年後半からは航空路線が充実するとともに、テロなどを背景に欧州方面などから需要がシフトしたこともあって16ヶ月連続でプラス成長を実現した。
17年についても堅調な推移を予測。TAでは、日本旅行業協会(JATA)との「オーストラリア・ツーリズム2020プロジェクト」で20年までに70万人をめざしており、さらなる新規路線の開設や増便に期待しつつ、昨年9月に開始した水辺の体験に焦点を当てる「絶景大陸オーストラリア」キャンペーンなど様々な取り組みを実施していく方針という。