KNT-CT、12月の国内は16.2%減-沖縄や道東は好調
KNT-CTホールディングス(KNT-CT)の2016年12月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は16.2%減の222億8538万円となった。このうち団体旅行は21.5%減の69億4106万円、企画旅行は17.2%減の109億2782万円、個人旅行は3.1%減の44億1621万円と、いずれも前年を下回った。
団体旅行のうち、一般団体は前年に扱った地域創生交付金事業の反動により、38.7%減の23億1365万円に。学生団体は修学旅行などの取扱人数が減少し、8.8%減の46億2741万円となった。
企画旅行は、メイトの取扱額が25.1%減の44億8690万円に。方面別の取扱人数は沖縄と信州方面が増加したが、その他の方面は減少した。
クラブツーリズムの取扱額は10.7%減の64億3448万円。バス旅行を除く国内旅行部門は道東や南東北が好調に推移したものの、関西や山陰山陽方面が不調で、全体では9.9%減だった。また、バス旅行部門は伊勢南紀や中国四国地方の列車利用商品、「ふっこう割」商品が堅調に推移した一方、首都圏地区の日帰り旅行が不調で、全体では13.9%減となった。
なお、国内旅行以外では、海外旅行が2.0%減の96億7322万円、外国人旅行が23.0%増の17億8707万円となり、関連商品などを含めた総計は10.4%減の352億3550万円となった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。