KNT-CT、12月の海外は2.0%減、個人旅行は2桁増

  • 2017年2月12日

 KNT-CTホールディングス(KNT-CT)の2016年12月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比2.0%減の96億7322万円となった。このうち団体旅行は2.9%減の29億2373万円、企画旅行は8.6%減の40億248万円とともに減少したものの、個人旅行は11.1%増の27億4701万円と前年を上回った。

 団体旅行のうち、一般団体は職場旅行や研修旅行の取扱人数の増加により7.2%増の13億4205万円に。一方、学生団体は前年に扱った大型事業などの影響で10.1%減となった。

 企画旅行のホリデイは18.9%減の11億7839万円。テロなどの影響で引き続きヨーロッパ方面が不調だった。方面別の取扱人数は、アジア、オセアニア、アメリカ方面が前年を上回ったが、その他は減少した。

 クラブツーリズムの取扱額は4.0%減の28億262万円で、ポルトガル、スペイン、エジプト、アフリカ方面が好調に推移。ヨーロッパ方面も復調傾向が見られたが、アメリカとアジア方面が不調で、全体では前年を下回った。

 なお、海外旅行以外では、国内旅行が16.2%減の222億8538万円、外国人旅行が23.0%増の17億8707万円、関連商品などを含めた総計は10.4%減の352億3550万円となった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。