マカオ、17年は「食・エンタメ・家族」、地方を開拓
マカオ観光局は2月8日、都内でメディア向けのセミナーを開催した。冒頭では同局日本代表の榊原史博氏は、2017年のプロモーション方針の概要を説明。「食」「エンターテイメント」「ファミリー」の3つを柱に展開するほか、昨年3月にマカオ航空(NX)が福岡線に就航したこと、地方発着の香港線が増加していることなどを踏まえて、地方からの誘客をはかりたい考えを示した。
17年のタグラインは昨年に続き「楽しさが止まらないMACAO」で、メインターゲットである20代後半から40代までの女性にアピールする。また、旅行会社にメディアとのコラボレーションを働きかけることで、商品造成と広報・宣伝活動をあわせて強化し、大都市圏での認知度向上と、地方市場の掘り起こしに取り組む。
榊原氏はそのほか、昨年の出国者数が前年比5.6%増の1712万人だったのに対し、マカオへの日本人訪問者数は6.5%増の30万613人で、出国者数の伸び率を上回ったことなどから、「マカオは拡大基調に戻ってきている」と分析。17年は、前年に引き続き35万人をめざし、18年には12年並みの40万人に引き上げる考えを示した。