ナビタイムジャパン、くまもとDMCに訪日客データ提供
ナビタイムジャパンは2月7日から、くまもとDMCがデータビークルと共同開発する「観光振興専用分析データベース」に、訪日外国人旅行者の移動実態データと目的地検索データを提供する。くまもとDMCは今年1月に観光庁が日本版DMOの候補法人として登録した熊本観光に関するマーケティング企業で、データビークルは東京に拠点を置くデータ分析会社。
同データベースは観光業などの振興に向けて、2社がビッグデータを集積して構築しているもの。ナビタイムジャパンはデータ提供に加えて、くまもとDMCが全国の自治体やDMOなどと実施する調査・分析やコンサルティングにも協力する。
訪日外国人旅行者の移動実態データは、スマートフォン向けの乗換・観光案内アプリ「NAVITIME for Japan Travel」を介して、ユーザーの同意のもと取得したもの。国籍などの属性や、エリア・時間帯別の滞在・周遊状況を把握できる。一方の目的地検索データは、ナビタイムジャパンが提供する各アプリを介して取得したもので、施設や駅単位で発着地情報を取得。地域の人気スポットなどを検索する時間帯や、出発地の分布状況などの把握が可能になる。