主要49社、11月の海外旅行は1.5%増、4ヶ月ぶりに増加
観光庁が取りまとめた2016年11月の主要旅行会社49社(※)の旅行取扱状況によると、海外旅行の取扱額の総計は前年比1.5%増の1679億6955万円となった。同庁によると、前年のパリ同時多発テロ事件による取扱額減少の反動などで、4ヶ月ぶりに前年を上回った。募集型企画旅行は取扱額が0.5%減の450億6454万円、取扱人数は6.7%増の25万2635人。単価は9.1%減の17万8378万円だった。
取扱額を企業別で見ると、最も多かったのはジェイティービー(JTB)15社で1.7%減の342億7365万円。2位はエイチ・アイ・エス(HIS)5社で7.4%増の275億7785万円、3位はJTBワールドバケーションズで1.0%増の159億103万円となった。
前年からの伸び率では、名鉄観光バスが335.7%増の769万円で1位に。2位は楽天が126.7%増の26億7069万円となり、8月から4ヶ月連続で2倍以上の伸びを示した。3位は九州旅客鉄道で98.9%増の1億7985万円。海外旅行を取り扱う46社のうち、前年を上回ったのは24社だった。
なお、国内旅行の取扱額は3.3%減の2987億2259万円、外国人旅行は3.0%減の170億8514万円で、総計は1.7%減の4837億7728万円だった。このうち募集型企画旅行の取扱額の総計は3.6%減の1308億8479万円、取扱人数の総計は4.3%減の325万1606人で、単価は0.8%増の4万252円だった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
11月単月