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成田、16年の国際線旅客は4.7%増、3年連続で過去最高に

  • 2017年1月26日

 成田国際空港(NAA)によると、2016年の国際線旅客数(速報値)は前年比4.7%増の3204万9076人となり、3年連続で最高記録を更新した。このうち、日本人旅客数は1.7%増の1330万606人だった。

 外国人旅客数は10.3%増の1392万866人で、初めて1300万人を超えた。NAAによると、航空路線の拡充や日本全体で取り組んでいる訪日プロモーションが奏功し、特に韓国、香港、台湾などのアジア方面を中心に旅客数が増加したという。通過客は4.0%減の482万7604人だった。

 旅客便の発着回数は7.4%増の16万5957回で、2年連続で過去最高を記録した。NAAによると、16年は深セン航空(ZH)やLOTポーランド航空(LO)、四川航空(3U)など9社の新規就航があったほか、アジア方面を中心に路線開設や増便が相次いだことが後押しした。

 12月単月では、国際線旅客数は5.9%増の264万7490人。このうち日本人は5.4%増の106万9016人、外国人は15.2%増の119万6832人となり、外国人旅客数については12月として過去最高となった。通過客は14.6%減の38万1642人だった。国際線旅客便の発着回数は6.4%増の1万4046回で、12月の最高値を更新した。

 なお、16年の国内線の旅客数は4.2%増の700万4576人で、旅客便の発着回数は0.1%減の4万9624回。12月単月では、国内線旅客数は5.5%増の57万6547人、発着回数は3.2%増の4189回だった。国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。