ツーリズムEXPO、今年は訪日商談強化、マッチングも推進
今年から日本観光振興協会、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)の3団体で主催する「ツーリズムEXPOジャパン」は、9月21日から24日まで開催する「ツーリズムEXPOジャパン2017」で、訪日ビジネス関連商談会と訪日ランドオペレーター商談会を新設する。ともに国内のバイヤーおよびセラーによる商談を対象とする。
ツーリズムEXPOジャパンは今年からBtoB関連のプログラムを拡充し、これまでの「展示会」から「展示商談会」へと拡大する考え。ICT関連やインバウンド支援企業・団体など、新たなサプライヤーや団体などの出展や来場を促す。出展の受付はすでに開始しており、2月28日までは出展料の8%を割り引く。
また、これまでは事前アポイントなしで実施していた2日目の商談会を、1日目と同様に完全予約制に変更。事務局があらかじめマッチングをおこなうことで、商談の増加に努める。そのほかバイヤーとセラーのコンタクトリストを作成して、来場者同志が事前に直接コンタクトを取れるようにする。
さらに、日本政府観光局(JNTO)が海外からのバイヤー向けに同時開催する「VISIT JAPANトラベル&MICEマート(VJTM)」との連携を強化し、EXPOの出展者がVJTMに参加できる特別枠を設ける。海外からのバイヤーが参加する展示会の内覧会、日本各地をアピールする「VJTMバイヤーズラウンジ」の設置も予定する。会場の東京ビッグサイトについては従来よりも使用するエリアを拡大し、今年は東展示棟の計8ホールと会議棟を使用するという。