JNTO、交流基金と訪日教育旅行、9ヶ国から500名招致
日本政府観光局(JNTO)と国際交流基金(JF)は今年1月から3月にかけて、共同で「日本語スタディ・ツアー」を実施する。訪日旅行と国際文化交流の振興に向けたもので、9ヶ国から日本語を学ぶ中高校生と教師約500名を招き、日本各地で文化体験学習や日本語による交流をおこなう。来日するのはモンゴル、スリランカ、タイ、インドネシア、メキシコ、アルゼンチン、ペルー、ドイツ、フランスの19グループ36校。ツアーの経費の一部はJFが助成する。
両者は昨年5月に「国際文化交流及び訪日旅行の促進に向けた相互連携に関する協定」を締結しているほか、今月23日からはJNTO本部事務所の移転により、本部事務所を共用化する。今回の企画では、JFが2009年度に立ち上げた海外の日本語教育機関ネットワーク「さくらネットワーク」を通じて91ヶ国のメンバー校に参加を呼びかけ、17グループについてはJNTOが学校のマッチングをおこなったという。
JNTOは16年4月に訪日教育旅行受入のための相談窓口を設置し、地方自治体などと連携しながら、内外の学校のマッチングを進めている。