プリンセス・クルーズ、顧客にウェアラブル端末でサービス向上

  • 2017年1月11日

 プリンセス・クルーズはこのほど、乗船する顧客に携帯してもらうことでサービスの改善をめざすウェアラブルデバイス「オーシャン・メダリオン」の導入計画を発表した。11月13日からリーガル・プリンセスで稼働させた後、2018年初めにロイヤル・プリンセスとカリビアン・プリンセスにも導入する予定だ。

 オーシャンメダリオンは充電を必要としない機器で、リストバンドやペンダントとして、あるいはポケットに入れて持ち歩けるもの。必要情報を乗船前に登録すると乗船手続きを素早く終えられるようになるほか、客室の鍵としても使用可能。また、食事を顧客の場所に届けたり、顧客ごとの好みをクルーが把握してダイニングの予約を手伝ったりといったサービスも提供可能になる。

 さらに、「オーシャン・コンパス」と命名したサービスも提供。船室のテレビや顧客のスマートフォンなどから利用できるもので、船内移動の案内、スパや寄港地観光の予約、同行者の居場所の把握やメッセージのやり取りなどの機能も提供する。ただし、一部のサービスは英語とスペイン語のみの対応という。