KNT-CT、11月の海外旅行は8.3%減、学生団体は3割増
KNT-CTホールディングス(KNT-CT)の2016年11月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比8.3%減の109億4749万円となった。このうち団体旅行は13.6%減の39億6134万円、企画旅行は3.7%減の44億882万円、個人旅行は7.2%減の25億7732万円だった。
団体旅行のうち、学生団体は修学旅行などの取扱人数の増加により30.8%増の16億9140万円に。一方、一般団体は取扱人数の減少により31.0%減の22億6995万円となった。
企画旅行のホリデイは4.1%減の12億4268万円。テロなどの影響によりヨーロッパ方面が引き続き不調だった。方面別の取扱人数はアジア、オセアニア、アメリカ、ハワイ方面が前年を上回ったが、その他の方面は減少した。
クラブツーリズムの取扱額は3.5%減の31億6420万円。海外旅行部門は北欧、エジプト、ロシア、オーストラリアなどは好調に推移したが、北米やハワイが前年を下回り4.0%減に。テーマ旅行部門は「ひとり旅」で西欧が不振だったものの、東欧などが増加。国内旅行を含む全体では7.5%増と前年を上回った。
なお、海外旅行以外では国内旅行が5.9%減の317億1106万円、外国人旅行が16.5%増の16億4527万円、関連商品などを含めた総計は5.6%減の450億7139万円となった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。