バニラ、関空/奄美線開設へ、3月26日からデイリー

  • 2017年1月10日

 バニラエア(JW)は3月26日から、関空/奄美大島線の運航を1日1便で開始する。関空発着路線としてはすでに就航している台北(桃園)線、2月18日に就航する成田線、3月18日に就航する函館線に続く4路線目で、このうち函館線と奄美大島線はJWだけが運航する路線となる。使用機材は180席のエアバスA320-200型機で、航空券は1月12日から公式ウェブサイトや同社予約センターなどで発売する。

 JWによれば今回の関空/奄美大島線の就航は、2014年7月にLCCとして初めて運航を開始した成田/奄美大島線の好調を受けたもの。同路線の16年の搭乗率は平均で80%を超えており、関空線についても同程度かそれ以上をめざす。関西には25万人近い奄美出身者が在住すると見られていることから、観光に加えてVFR需要も取り込みたい考えで、奄美発の利用者の割合は、成田線の2割よりも大きくなる可能性もあるという。

 なお、政府は今春に、奄美大島や奄美群島の徳之島などを「奄美群島国立公園」として国立公園に指定する予定。また、18年に「奄美・琉球」をユネスコの世界自然遺産に登録することをめざしている。