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外務省、ヨルダンに注意喚起のスポット情報、観光地テロで

  • 2016年12月20日

 外務省は、12月18日にヨルダン南部のカラクで外国人観光客などが犠牲となるテロ事件が発生したことを受けて、注意喚起のためのスポット情報を発出した。事件は武装集団がパトロール中の警察官に対して発砲した後、観光地として知られるカラク城に人質とともに立て籠もり銃撃戦を繰り広げたもので、現地当局によればカナダ人観光客1人を含む10人が死亡、34人が負傷している。19日の時点で犯行声明は発出されていない。

 イラクやシリアと接するヨルダンにはイスラム教過激派組織の支持者が相当数存在すると見られることから、外務省は日本人旅行者に対して、最新情報の入手に努めるとともに、テロの標的となりやすい施設などには近づかないよう呼びかけている。また、不審な状況を察知した際には速やかにその場を離れることなども求めている。

 なお、外務省は同国に関して、シリアおよびイラクとの国境地帯にはレベル2の「不要不急の渡航は止めてください」を、その他の地域にはレベル1の注意喚起を発出している。