東武トップ、10月の海外旅行は24.4%減、アジアは回復傾向

  • 2016年12月20日

 東武トップツアーズの2016年10月の取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比24.4%減の26億6799万円であった。8月は5.5%増と前年を上回ったが、9月の2.8%減から2ヶ月連続での前年割れとなった。

 得意とする団体旅行は28.0%減で、このうち教育旅行は32.9%減、一般団体が25.0%減。これに対して、個人旅行は自社企画商品が17.3%増とプラス成長したが他社企画商品が33.9%減となり、企画商品全体では26.8%減となった。また、その他の個人旅行は13.2%減であった。

 また、取扱人数は全体が11.0%減で、このうち団体旅行は19.1%減、企画商品は19.0%減。個人旅行については公表していない。方面別で見ると、団体旅行は香港が63.8%増、中国が42.0%増、台湾が31.7%増、韓国が16.4%増となるなど近距離アジアが伸長。北米も7.8%増、大洋州も5.8%増となった。

 このほか企画商品でも、香港が37.5%増、中国が25.0%増、台湾が11.1%増などとなっている。

 なお、国内旅行は8.6%減の124億1234万円、訪日旅行は14.6%増の9億1728万円で、その他の事業を加えた総取扱額は105%減の161億9356万円となった。国内旅行の詳細は別途掲載(下記関連記事)。