年末年始の国際線、成田は10.5%増、羽田は11.9%増に

  • 2016年12月18日

 成田国際空港(NAA)と東京国際空港ターミナル(TIAT)はこのほど、年末年始の(2016年12月23日~17年1月3日)の成田と羽田の国際線予約の推計値をそれぞれ発表した。総旅客数は成田が前年比10.5%増の110万200人、羽田は11.9%増の54万8700人で、ともに前年を上回る見通し。

 旅客数の内訳については、成田は出国者数が11.6%増の56万6800人で、入国者数が9.3%増の53万3400人。NAAによると、夏ダイヤ以降における新規就航や増便により前年を上回り、方面別ではハワイなどのリゾート地、シンガポールや台湾などの近距離方面が比較的人気だという。ターミナル別の総旅客数では、第1ターミナルは1.9%増の54億2400人、第2ターミナルは19.7%増の47万8100人、第3ターミナルは23.8%増の7万9700人を見込む。

 羽田の旅客数の内訳は、出国者数が12.9%増の28万5200人で、入国者数が10.9%増の26万3500人を予想する。TIATによると、LCCや中国系航空会社による増便、16年冬ダイヤから運航を開始した米国線昼間便などが影響しているという。

 旅客数のピーク日については、成田の出国の第1ピークは12月29日で5万100人、第2ピークは1月2日で4万6700人、第3ピークは12月30日で4万6600人となる見通し。入国の第1ピークは1月3日で5万200人、第2ピークは1月2日で4万8400人、第3ピークは12月24日で4万1900人を予想する。

 羽田の出国の第1ピークは12月29日で2万5900人、第2ピークは1月2日で2万5100人、第3ピークは12月23日で2万4900人。入国の第1ピークは1月3日で2万5400人、第2ピークは12月23日で2万4300人、第3ピークは1月2日で2万3800人となる見通しだ。