カンタス、成田/メルボルン線就航、日豪間で週6000席
カンタス航空(QF)は12月16日、成田/メルボルン線のデイリー運航を開始した。QFの日本路線としては2015年に就航した羽田/シドニー線、成田/ブリスベン線に次ぎ3路線目で、これにより日本/オーストラリア間のQFによる提供座席数は週6000席に増加。同日に開催した就航記念セレモニーで、QFアメリカ・太平洋地区統括のスティーブン・トンプソン氏は「日本は我々にとって重要な市場。1年を通して適切な時期に適切なルートへ適切な機材を運航することで、皆様の需要にお応えする」とコメントした。
同路線の使用機材はエアバスA330-300型機で、座席数はビジネスクラス30席、エコノミークラス267席の計297席。本誌取材に応じたQF日本支社長の荻野雅史氏は、初便について「成田/ブリスベン線の時と同様に非常に皆様の期待感が強く、搭乗率も高い。満席まではいかないが、ほぼ満席」と説明した。
成田/メルボルン線は現在、ジェットスター航空(JQ)も335席のボーイングB787-8型機で週4便運航しているところ。QFの就航により、JQは2017年2月25日をもって同路線を運休するが、JQからQFへの切り替えについて荻野氏は「我々は法人のお客様にも対応できる」と述べ、セレモニーで来賓として登壇した駐日オーストラリア大使のブルース・ミラー氏も「ビジネスとレジャーの両面で(成田/メルボルン間の)直行便に対する需要が大きく、日豪でビジネスを展開する多くの企業から(QFの)就航が望まれていた」とコメントした。
このほか就航記念セレモニーでは、ビクトリア州政府駐日代表のアダム・カニーン氏も来賓として挨拶。カニーン氏は「今回の就航により、フレンドリーで安全なメルボルンをより多くの日本人の方に知ってもらうことができる」と期待を示した。
成田/メルボルン線の運航スケジュールは下記の通り。
▽QF、成田/メルボルン線運航スケジュール案
QF80便 NRT 19時00分発/MEL 07時30分着※翌日
QF79便 MEL 09時15分発/NRT 17時30分着