広域観光に強みあり 金沢市、市長が東京で商品造成訴え/石川

 石川県金沢市はこのほど、東京・銀座のホテルモントレ銀座で観光説明会を開いた。山野之義・金沢市長が約1時間にわたり、金沢の旅プランを紹介したのに続き、「ダイニングギャラリー銀座の金沢」で交流会を開催、参加者を金沢の食と地酒でもてなした。旅行会社やメディア関係者などが出席した。

 山野市長は金沢市内の兼六園をはじめ茶屋街訪問、博物館めぐりや建築ツーリズムを説明し、旅行プラン化を求めた。また、アニメの聖地として注目される金沢の奥座敷、湯涌温泉や、冬期に市内で開催される夜景イベントなどを紹介した。

 一方で、「金沢市単独では京都や北海道、沖縄にかなわない。ただ、広域観光なら負けていない」と話し、「北陸飛騨3つ星街道の旅」の旅行商品化を熱望した。

 兼六園をはじめ、世界遺産の五箇山と白川郷、飛騨高山といずれも「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で3つ星評価の観光スポット。北陸新幹線開業で、首都圏からの所要時間が短縮されたのを契機に、金沢をゲートウェイとした広域旅行周遊プランの造成と集客に期待を示した。

 (16/12/14)


情報提供:トラベルニュース社