ホテルオークラ、20年にホーチミンに開業、約250室
ホテルオークラは2020年、ベトナム・ホーチミンに「オークラ プレステージサイゴン(仮称)」を開業する予定だ。このほど、ホーチミン市直轄の公営企業で貿易や流通事業などを手がけるサイゴン・トレーディング・グループと、同ホテルに関する運営受託契約を締結した。ホテルオークラがベトナムに開業するのは同ホテルで3軒目で、「オークラ ホテルズ & リゾーツ」ブランドとしては今回が初めて。
同ホテルは、14年9月に閉館した「サイゴンタックストレードセンター」の跡地に建設予定の、オフィスや商業施設などの複合ビル「サトラ・タックスプラザ」に入居する。ビルはホーチミン市1区中心部に位置し、タンソンニャット国際空港から約6キロメートル。地下6階、地上40階建てで、ホーチミン市都市鉄道1号線の駅と直結する予定だ。
ホテルの延床面積は約3万平方メートルで、総客室数は約250室、客室の広さは平均約50平方メートル。日本料理のレストランやオールデイダイニングなどの料飲施設、宴会場、会議室、スパ、フィットネス、屋外プールなども設ける。
ホテルオークラは2020年までの中期目標として国内外で計100軒のホテルの運営をめざしており、特に成長が著しいアジア地域での展開に注力している。今後は「オークラ ホテルズ & リゾーツ」ブランドで、17年に「オークラ スパ&リゾート カッパドキア」19年に「ホテルオークラマニラ ベイショア」「オークラ プレステージプノンペン」を開業する予定だ。