バンヤンツリーとアコーが業務提携、ホテルを共同開発

  • 2016年12月12日

 バンヤンツリー・ホールディングス(バンヤンツリー)とアコーホテルズは12月8日、2社でホテルの共同開発や運営をおこなう戦略的業務提携を締結した。バンヤンツリーブランドで今後新たに建設するホテルを対象に、共同で開発と運営をおこなう。

 アコーホテルズは今回の提携に伴い、バンヤンツリーの転換社債を引き受ける形で2400万シンガポールドル(約19億3000万円)を出資。アコーホテルズはこれによりバンヤンツリー株式の約5%を保有し、さらに約5%の株式を購入できるオプションも有する。

 また、バンヤンツリーは今後、アコーホテルズのグローバルの予約システムや販売ネットワーク、ロイヤルティプログラム「Le Club AccorHotels」を活用する予定。自社ブランドの認知度向上と販路拡大をはかる考えで、開始時期は未定とした。

 バンヤンツリーは現在、「バンヤンツリー」「アンサナ」「カッシーア」「ダーワ」の4つのブランドで43軒のホテルまたはリゾート施設を展開中。今後については15軒を開業する予定で、さらに22軒の開発を協議しているという。