年末年始の海外1位は台北、2位はオアフ-エイビーロード調査
エイビーロード・リサーチ・センターはこのほど、旅行検索・比較サイト「エイビーロード」における年末年始の海外ツアーの問合せ状況を発表した。2016年12月23日から17年1月3日までのいずれかの日が旅行期間に含まれるツアーについて、7月1日から11月15日までの問い合わせ件数を集計したもの。旅行者がメールで旅行会社に問い合わせた件数と、旅行会社ウェブサイトへの遷移数も含む。
都市・地域別の人気旅行先は、台北が全体の8.9%を占め、昨年の2位から1位に上昇。昨年1位のオアフ島が8.2%で2位となった。3位のセプ島は4.1%となり、上位3位で全体の2割以上を占めた。そのほか、昨年に3位だったパリは1.8ポイント減の2.1%となり10位に転落した。
方面別の前年比を見ると、最も高いのはオセアニアで26%増。次いで、アジアが21%増、ハワイと南北アメリカがそれぞれ19%増となった。一方、ヨーロッパは3%減、グアムやサイパンなどを含むビーチリゾートは18%減とともに前年を下回った。
ツアーの平均日数は前年の0.2日減の5.4日に減少。日数別では5日間が全体の26.0%を占め最多となり、以下は6日間が23.4%、4日間が20.0%、3日以内が10.9%、7日間が9.1%、8日間が7.4%などと続いた。同社によると日並びの影響により、5日以下の短期ツアーが人気だったという。
出発日については12月29日が最も多く、全体の16.3%を占め、次いで28日が11.9%、30日が11.4%となった。同社によると26日と27日が平日となるため、出発日は過去2年と比べると12月22日前後と12月29日前後に大きく分散しているという。
帰国日は1月3日が15.1%で1位に。以下は2日で14.5%、4日が10.8%だった。同社によると傾向は例年と変わらないが、過去2年と比べると今年は12月25日にも小さな山があり、5.2%を占めたという。