KNT-CT、10月の海外旅行は11.6%減、欧州の不調続く
KNT-CTホールディングス(KNT-CT)の2016年10月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比11.6%減の132億4090万円となった。このうち団体旅行は20.4%減の36億1514万円、企画旅行は6.5%減の69億3796万円、個人旅行は11.0%減の26億8780万円と、いずれも減少した。
団体旅行のうち、一般団体は前年に実施した大型の周年旅行などの反動で23.0%減の23億6831万円に。学生団体は修学旅行などの取扱人数の減少により、15.0%減の12億4683万円となった。
企画旅行では、ホリデイはテロ事件の影響で引き続きヨーロッパが不調で、取扱額は1.8%減の12億5041万円に。方面別の取扱人数はアジア、オセアニア、アメリカ方面が前年を上回ったが、その他の方面が前年を下回った。
クラブツーリズムの取扱額は7.3%減の56億8575万円。アジアや南アフリカが好調だったが、ヨーロッパを中心にテロ事件の影響が続き、全体では前年を下回った。
なお、海外旅行以外では国内旅行が11.4%減の322億8779万円、外国人旅行が51.9%増の20億8920万円となり、関連商品などを含めた総計は9.6%減の483億9910万円となった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。