10月旅行収支は1138億円の黒字、2桁増に
財務省によると、2016年10月の旅行収支は前年比13.8%増となる1138億円の黒字となった。受取額が10.2%増の2967億円であったのに対して支払額は8.0%増の1829億円。日本政府観光局(JNTO)の取りまとめによる10月の訪日外客数は16.8%増の213万5900人、日本人出国者数は3.2%増の145万8000人となっている。
旅客や貨物の航空輸送と海上輸送、そして建設や金融などを含めた「サービス収支」は1719億円の赤字ながら前年からは2114億円の改善。
このうち、航空輸送のうち旅客は受け取りが229億円となったのに対して支払いが652億円で、収支は前年から18億円改善した423億円の赤字。海上輸送のうち旅客は1億円の受け取りに対して支払いが6億円で、差し引き5億円の赤字となったが前年とはほぼ同水準であった。
※旅行の受取額は訪日外国人旅行者、支払額は日本人日本人海外旅行者、それぞれの宿泊費や飲食費など。輸送は旅客や貨物の運賃。