日本旅行、1月のカシオペア貸切ツアー発売、150名目標
日本旅行はこのほど、今年3月に定期運行を終了した寝台特急「カシオペア」の臨時列車を貸し切りで利用するツアー「カシオペア紀行」を発売した。カシオペアは1999年から上野/札幌間を運行。今年のダイヤ改正で定期運行を終了したが、6月から旅行会社のツアー専用の団体向け臨時列車として運行を再開している。同社がカシオペアを貸し切りで使用するのは7月に続き2回目。今回の出発日は1月19日から21日までで、周遊型プラン4種類、フリープラン2種類の6種類を用意し、計150名の集客をめざす。
行程は3日間から5日間までとし、往路または復路でカシオペアを利用。もう一方の片道は航空機または新幹線を利用する。客室は「カシオペアスイート展望室」「カシオペアツイン」「カシオペアスイートメゾネット」から選択できる。
周遊型プランは、現地添乗員付きと専用タクシー付きの2種類を用意する。例えば「現地添乗員付き!『カシオペア』に乗車!洞爺湖イルミネーションとノスタルジック小樽3日間」では、往路はカシオペア、復路は航空機を利用。宿泊は洞爺湖温泉で、小樽市内や支笏湖、ノーザンホースパークなどを観光する。1名あたりの旅行代金は「カシオペア・ツイン」を利用し、車内での夕食を和食懐石にした場合、羽田空港帰着が12万8000円、中部空港帰着が13万3000円。
フリープランは宿泊施設を32軒から選択可能。オプショナルプランとして、JR北海道の全区間または指定された特定区間が乗り放題になる「JRフリーパスプラン」も用意した。各ツアーの申し込みは全国の日本旅行グループの各店舗と日本旅行のウェブサイト、電話予約センターで受け付ける。