エア・タヒチ・ヌイ、イースター島チャーター好調、17年も6本へ
エア・タヒチ・ヌイ(TN)日本・アジア統括支社長の千野淳氏によると、パペーテ/イースター島間のチャーター便の利用が好調だ。もともとは2012年にTNが計画して旅行会社に働きかけ初めて実現したもの。当初は全座席を埋めることができなかったが、現在では16年が5本、17年が確定済みのみで4本、交渉中が2本と数を伸ばしている。
メリットは、南米経由とすると約40時間かかるフライト時間を短縮でき、旅行日数も短くできる点や、成田/パペーテ間は定期便を利用するため前後にタヒチでの滞在を組み合わせられる点。ツアーの旅行日数は、イースター島での滞在が2泊3日となるようチャーターを設定しており、そこにタヒチ泊を加えた4泊6日が主流で、6泊8日などもあるという。
座席を購入するのはシニア層に強い旅行会社で、例えば17年は日本旅行やワールド航空サービス、阪急交通社、クラブツーリズムが名を連ねる。千野氏によると、旅行会社にもよるものの、旅行代金は最低でも50万円、ビジネスクラスでは100万円というような価格帯となっているが、数十人のキャンセル待ちが発生するような人気という。
パペーテ/イースター島間で利用する航空機は、成田/パペーテ間と同じエアバスA340型機。座席数はビジネスクラス32席とエコノミークラス256席の合計288席で、例えば日本旅行の場合195名を募集人員としている。
なお、千野氏によるとタヒチでもシニア層の訪問者が増えているところ。かつては日本人訪問者数の8割がハネムーナーであったが最近では5割を切っており、リピーターも多いという。