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「IBM Watson」利用、日本航空が仮想アシスタント導入

  • 2016年12月6日

 日本航空(JL)は12月5日から2017年1月10日まで、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)の協力を得てバーチャルアシスタントサービス「マカナちゃん」を提供する。乳幼児連れでのハワイ旅行を検討している消費者が対象で、チャット形式で旅行の悩みに回答する。

 回答は、例えば空港や機内での乳幼児向けサービスやハワイで離乳食を入手する方法など。従来はウェブサイトでの情報発信やコールセンターで案内してきたが、「マカナちゃん」はパソコンやスマートフォンで24時間対応可能だ。

 サービスは、渡辺謙さんが登場するテレビCMでも紹介されている「IBM Watson」を活用するもの。これまでコールセンターで対応してきた履歴や旅行関連の情報、JLと日本IBMの社員約1万人から集めた想定質問などでシステムに学習させてきており、サービス稼働後は消費者と対話することでさらに学習を深めて応答精度を高めていくという。

 なお、JL広報部によると今回のサービス提供は実証実験の位置付け。1月10日以降については未定だが、今回の結果を見て活用方法などを検討したい考えだ。

▽マカナちゃんURL
http://www.jal.co.jp/inter/makana/index.html (PC向け)
http://sp.jal.co.jp/inter/makana/ (スマートフォン向け)