いわて銀河鉄道、ファンクラブ発足へ、準備会が開催
岩手県の第3セクター「IGRいわて銀河鉄道(IGR)」のファンクラブ発足に向け、設立準備会が12月1日に東京で開催された。IGRは2002年に東北新幹線の盛岡/八戸間が開業した際、東北本線の盛岡/目時間を引き継いで運営しているもの。この時から数えて15年の節目となる2017年の設立をめざす。
準備会は、NPO法人交流・暮らしネット理事長の千葉千枝子氏が呼びかけ人となり、日本政策金融公庫代表取締役社長専務取締役の上野善晴氏や、ジェイティービー(JTB)グループで旧JTBトラベランド代表取締役社長などを歴任し、現在はジャパン・ツーリズム・ソリューション代表取締役でJTBグループOB・OG会の関東支部長も務める茂原史則氏、交通新聞社鉄道ダイヤ情報編集長の助川和彦氏、鉄道フォトジャーナリストの櫻井寛氏らが出席。
このほか、IGRと三陸鉄道と台湾鉄路管理局の2路線が姉妹鉄道協定を締結した縁で、台湾観光協会から東京事務所長の鄭憶萍氏や前所長でKMS日台交流協会代表の江明清氏らも参加。合計では事務局を含めて44名が参加した。
準備会では、参加者の投票でファンクラブの名称が「IGR銀河ファンクラブ」に決定したほか、会員の特典として、IGRが運営するレストランでの特別メニューの提供や旅行部門「銀河鉄道観光」の活用などの方針も示された。
今後は来年2月上旬に規約を定めて全国から会員を募集し、ゴールデンウィーク後を目処に総会を開催したい考えだ。