メキシコ・メキシコ州、ポポカテペトルとイスタシワトル山の麓の町「アメカメカ」

  • 2016年12月2日

 メキシコ州、ポポカテペトルとイスタシワトル山の麓の町「アメカメカ」をご紹介いたします。

 メキシコシティから一路プエブラ方面へ向かい、イスタパルーカの分岐点からアメカメカ方面へ向かいます。メキシコシティからは1時間半の旅、週末のドライブにお勧めです。

 11月末ぐらいから、車の屋根にツリーを乗せた車をよく見かけます。

 日本ではなかなかできない体験のひとつ、自宅などに飾るクリスマス・ツリーを自分で切ること。11月末から12月中旬にかけ、アメカメカ(Amecameca)にある「Bosque de los Arboles de Navidad」ではクリスマスツリーを切ることが可能です。

 公園入口にて、車1台に付き、のこぎりと木をいれるネット、紐、その他の切り出しグッズが手渡しされます。

 車を停めたら植樹された「Pino vikingoや Douglas fir」という松とモミの木の一種の林を歩きながらお目当ての木を探します。大小さまざまな大きさの木があり、本年度は1本目が695ペソ、2本目以降は595ペソでした。

 好みの木を見つけたら、のこぎりを使って切ります。小さいものであればわりと簡単に切ることができます。

 公園内各地にあるドラム缶を利用した器具を利用し、木にネットをかぶせます。これにより広がっていた枝が押さえつけられ、全体のボリームがまとめられます。あとは担いで車の屋根に載せ、紐で固定します。

 公園出口にて、木の購入代金の支払いを済ませ、次のチェックポイントでのこぎりを返却します。紛失すると300ペソの罰金が請求されます。

 自分で木を切らない場合は、出入口の横に並べられている木を購入することも可能。

 お値段は、自分で切るよりも高めです。

 公園入口では、ツリーに飾るグッズも売っており、訪れるだけでも十分楽めます。

 国民の8割以上がカトリック教徒のメキシコでは、クリスマスは一年の中で最も大切な行事。

 クリスマスツリーは大事なシンボルなので、飾る家庭が多いようです。

 なおクリスマスが終わると、次に考えなければならないのがツリーの処分。

 このツリーは、ゴミ収集車では回収してもらえません。1月に入ると廃棄所を設ける区役所が多いようなので、そちらへ持ち込みが必要となります。

 アメカメカの村からは、どこからでもポポカテペトルとイスタシワトルの山がきれい見えます。

 特に生木を切り出せる公園の中から見えるパノラマ景色は一見の価値ありです。

 公園の雰囲気は下記をご参照下さい。

 https://www.facebook.com/Bosque.de.Navidad/?hc_ref=PAGES_TIMELINE&fref=nf

 アメカメカの町には「Hacienda Panoaya」というテーマパークみたいなものがあり、動物がいたり、迷路があったり、メキシコのお札200ペソの人物 ソル・ファナ・イネス・デ・ラ・クルスが幼少の頃住んでいた荘園が博物館として隣接しており、公開されています。

 彼女はメキシコの歴史上有名な女性の詩人、作家、修道女でした。

 この博物館の裏庭にでたら、是非200ペソ札を出して眺めてください。

 表に書いてあるのはソル・ファナの人物像、裏にはポポカテペトルとイスタシワトル、そしてこの荘園が描かれているからです。

 クリスマスの生木を公園で購入された方には、この時期「Hacienda Panoaya」の入場券、または割引券が特典として付いてきます。是非お出かけになってみてください。


情報提供:株式会社メキシコ観光日本海外ツアーオペレーター協会