アクア、メコン川クルーズの販売強化-18年に新船
アマゾン川とメコン川でリバークルーズを展開するアクア・エクスペディションズは、このほど都内で旅行会社向けのセミナーを開催した。来日した同社CEOのフランチェスコ・ガリ・スガロ氏は、日本でのメコン川クルーズの販売を強化する方針を示した。
アクア・エクスペディションズは客船「アクア・メコン」(全20室、乗客定員40名)でベトナムやカンボジアを訪れるメコン川クルーズを、「アリア・アマゾン」(全16室、乗客定員32名)でペルーでのアマゾン川クルーズを実施中。それぞれ3泊、4泊、7泊のコースを用意している。
同氏によれば、日本は同社にとって5番目の規模を持つ市場。昨年は約190名の日本人がクルーズに参加し、ほとんどがアマゾン川クルーズを選んだ。今年は約130名の参加を見込んでおり、「ジカ熱の影響もあるなか、悪くない数字では」という。
メコン川クルーズについては、3泊と4泊のコースがツアーに組み込みやすい点をアピール。このほど全日空(NH)が成田/プノンペン線に就航したことで「短期間のカンボジアツアーが造成できるようになった」と語り、NHの成田/ホーチミン線と組み合わせたツアーも提案した。
同氏はそのほか、2018年に20室程度の新客船1隻を、アマゾン川クルーズに導入する計画を説明した。新たに造船するか、他社から購入するかについては検討中で、17年初頭には詳細を発表する。客船が増えることから、新しいデスティネーションへのクルーズも検討しているという。