キューバ、カストロ前議長、死去に伴う影響

  • 2016年11月28日

 2016年11月25日(金)、キューバのカストロ前議長が死去いたしました。

 これを受け、キューバ政府は9日間の哀悼を発表いたしました。

 期間中は、予定されていた様々な行事のほか、イベントや集会も中止となります。

 また、野球の試合やアルコール類の販売も中止となり、スーパーマーケットやレストランなどでは、時間制限付きでの営業となっております。

■ キューバ各地の状況等
〔ハバナの状況〕
* 集会などは特に発生しておりませんが、多くのお店や飲食店が閉店、もしくは時間制限付きでの営業となっております。

* 11月28日(月)~29日(火)の両日 09:00~22:00に葬儀
 11月29日(火) 19:00より革命広場では追悼式が行われます。

 これを受け、革命広場やホセマルティ記念館へのアクセスが規制されております。

* アリシア・アロンソ劇場では、3大テノールの一人、プラシード・ドミンゴ氏のコンサートが予定されておりましたが、中止となりました。

* ハバナの「トロピカーナショー」も中止となっております。

〔サンティアゴ・デ・クーバの状況〕
* ハバナから900km離れているサンティアゴ・デ・クーバでは、12月04日(日)に葬儀が行われます。

 ハバナから4日間かけ、棺は各地で国民に見守れながらサンティアゴ・デ・クーバへ向かいます。

 途中、シエンフエゴス、トリニダ、サンタクララ、カマグエイなどで追悼式が行われます。

〔シエンフエゴスの状況〕
 街は落ち着いておりますが、中心部のホセ・マルティ広場は追悼式のための準備が進められております。

 これを受け、現在、市中心部へのアクセスが規制されております。

 また、地元の人々で賑わうマレコン通りでは、飲酒中の人々が退去させられるといった事態も発生しております。

〔オルギンの状況〕
* 11月26日(土)よりアルコール類の販売が中止されております。

* 中心部のパルケ・カリスト・ガルシア公園へのアクセスが制限されているほか、文化イベントなども中止となっております。

* ラ・ペリケーラ市立博物館の「オルギン文化ホール」が追悼式の会場となることから、現在、清掃やリノベーション工事が急ピッチで進められております。

 現在、キューバにご滞在中の方、また近日中にキューバ入りをご予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。


情報提供:株式会社ラティーノ日本海外ツアーオペレーター協会