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東京3種のスウィングツアーが破産申請へ、負債3500万円

  • 2016年11月24日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、東京都品川区に本社を置く第3種旅行業者のスウィングツアーは、11月21日までに事務所を閉鎖し、破産手続きを弁護士に一任した。負債総額は債権者約70社に対して約3500万円。

 スウィングツアーは全国旅行業協会(ANTA)の加盟会社。債権者のうち団体旅行を申し込んでいた10社には、ANTAの弁済保証金制度により最大300万円が債権額割合に応じて弁済される見通し。

 同社の設立は1990年5月で、資本金は1200万円。金融機関や官公庁などを得意先として、バス旅行や慰安旅行などを手がけていた。ピーク時の2008年3月期には売上高約2億円を計上していた。しかし近年は売上高が減少し、16年3月期には売上高が約5000万円にまで低下。特に東日本大震災以降の需要減が大きく、経営を維持できなくなったという。なお、破産申請には2ヶ月から3ヶ月程度を要する見込み。