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日中相互交流の活発化へ(2) 湖南省とOATAが意見交換会

  • 2016年11月17日

 中国・湖南省貿易促進委員会はこのほど、大阪市中央区のホテル日航大阪で大阪観光意見交換会を開いた。協同組合大阪府旅行業協会(OATA、徳原昌株理事長)の組合員が出席した。

 同委員会の鄧仕軍副会長は「湖南省は中国共産党の中心となった毛沢東を輩出しており、奇岩景観の莨山などの世界自然遺産を持っているほか、馬王堆古墳には2千年以上前の女性ミイラが現存するなど名高い観光名所がある。長沙から関西空港、成田空港への定期便が運航し便利になっており、関西との友好往来を進めたい」とあいさつ。

 徳原理事長は「6月にOATAの代表が湖南省を訪問した。残念ながら天候不順で十分な視察はできなかったが、湖南省からこういった場を設けていただき感謝している。我々にとって中国内陸部の情報が少ない現状のなか、今日の説明会を契機に少しでも送客できるようにしたい」「すぐにというわけにはいかないが、情報を蓄積して送客につながる態勢にしていきたい。長い目でみてほしい」と話した。

 このあと張家界市代表団から高さ200メートルを超える石柱が3千以上ある景観で知られる武陵源や今年7月に完成したガラス製の橋「張家界玻瑠橋」が紹介され、婁底市代表団からは新化県の観光事情が報告された。終了後、同委員会と大阪観光局と交流会を開いた。

 今回、同委員会の一行は東京や箱根、滋賀、京都を回り経済交流と観光アピールを行った。


情報提供:トラベルニュース社