KNT-CT、9月の国内は7%減、団体は3割増
KNT-CTホールディングス(KNT-CT)の2016年9月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比7.0%減の282億2540万円となった。このうち、団体旅行は28.8%増の87億6625万円と増加。一方、企画旅行は17.6%減の151億4791万円、個人旅行は16.3%減の43億1124万円となり、いずれも前年を下回った。
団体旅行のうち、一般団体はコンベンションなどの取り扱いが増加し、16.4%増の41億8048万円に。学生団体も修学旅行やスポーツの各種大会などの取り扱いが増え、42.5%増の45億8577万円となった。
企画旅行は、メイトの取扱額は28.4%減の59億1795万円と減少。前年のシルバーウィークの日並びの良さが影響し、取扱人数が減少した。
クラブツーリズムの取扱額は9.1%減の91億9353万円。バス旅行を除く国内旅行部門は、サミットを開催した伊勢志摩や「ふっこう割」を展開した九州方面は好調だったが、前年のシルバーウィークや道東を中心とした台風の影響で、全体は3.8%減と前年を下回った。バス旅行部門は、「ふっこう割」による日帰り商品が好調だったが、台風による観光施設の一般公開中止などにより22.7%減となった。
なお、国内旅行以外では、海外旅行が6.3%減の136億4954万円、外国人旅行が9.9%増の13億537万円となり、関連商品などを含めた総計は5.6%減の442億2817万円となった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。