全日空、メキシコシティ就航は17年2月15日-搭乗率7割めざす
全日空(NH)は11月10日、今年5月に就航を発表していた成田/メキシコシティ線について、2017年2月15日から1日1便で運航を開始すると発表した。使用機材はボーイングB787-8型機で、座席数はビジネスクラス46席、エコノミークラス123席の計169席。成田を夕方に、メキシコシティを深夜に出発する。搭乗率は7割をめざす。
NHによると、同路線では日本を含むアジア発のビジネス需要とレジャー需要を見込む。特にビジネス需要については、日本によるメキシコへの投資額が10年からの5年間で約2.7倍に増え、日系企業の進出数も約2倍になるなど、両国の経済的な結び付きが強まっており、「日系航空会社としての安心・信頼感から選ばれるのでは」と期待を示した。
NHは昨年7月にヒューストン支店の管轄下に「メキシコシティ営業支店」を開設。10月には、米州室管下の「メキシコシティ支店」に格上げし、あわせて空港所も新設。就航に向けた準備を進めていた。
メキシコシティ線の航空券は11月16日から販売を開始。UAとの共同運賃として各種割引運賃を設定するほか、期間限定で就航記念運賃も販売する。記念運賃は往復料金で成田/メキシコシティ線の場合、ビジネスが33万8000円から、プレミアムエコノミーが19万8000円から、エコノミークラスが7万9000円から。販売期間は12月25日まで、対象出発日は17年4月15日までとした。
なお、同区間はアエロメヒコ航空(AM)が週5便で直行便を運航しており、17年3月2日からはさらに2便を追加しデイリー化すると発表している。
運航スケジュールは以下の通り。
▽NH、成田/メキシコシティ線(17年2月15日~)
NH180便 NRT 16時40分発/MEX 13時55分着(デイリー)
NH179便 MEX 01時00分発/NRT 06時35分着※翌日(デイリー)