横浜にハイアットリージェンシー、19年6月開業へ-ケン・コーポ
ケン・コーポレーションとハイアットホテルズコーポレーションは2019年6月、神奈川県・横浜の山下町で「ハイアットリージェンシー横浜」の営業を開始する計画だ。同地区でのインターナショナルブランドのホテル開業はこれが初めて。ケン・コーポレーション代表取締役社長の佐藤繁氏は、「ハイアットがあるところは世界の一流都市として評価される」との考えを語った上で、「横浜市の誇りと思えるようなすばらしいホテル」の実現へ意欲を示した。
新ホテルはみなとみらい線の日本大通り駅から徒歩約5分、山下公園からも至近の場所に約220億円を投じて建設予定。地上22階地下1階建てで、敷地面積約3307平方メートルに延床面積は約2万7841平方メートルとなる計画。館内には客室のほか約500平方メートルの宴会場やチャペル、料飲施設、クラブラウンジ、フィットネスジム、機械式駐車場などを備える。
客室数は315室で、うちスタンダードルームが297室、スイートルームが18室の予定。客室の面積はスタンダードが36平方メートルまたは40平方メートル、スイートが72平方メートル。ベッドの枕元には、世界初という金屏風または銀屏風を配置する。
宿泊料金は、「地元の皆様にも喜んでいただける」(佐藤氏)ようにオフシーズンで1室2万8000円程度、ハイシーズンで3万5000円程度とする考え。また、宴会場を20階、チャペルを最上階に設けることで、ベイブリッジを望む眺めの良さを強みとしてアピールしていく。
なお、ケン・コーポレーションとハイアットとの関係は、グアムと那覇に続く3軒目。同席した日本ハイアット代表取締役の阿部博秀氏は、自身が山下町付近で勤務していた経験も踏まえて「ここが横浜の中心」であるとし、「すべてを繋ぐ(コネクト)」ことをコンセプトとするハイアットリージェンシーに最適な場所と言及した。また、今後について佐藤氏は「4軒、5軒と増やしていきたい」とコメントした。