主要50社、8月の海外旅行は1.8%増、単価は9%減
観光庁が取りまとめた2016年8月の主要旅行会社50社(※)の旅行取扱状況によると、海外旅行の取扱額は前年比1.8%増の2280億197万円だった。観光庁によると、リオデジャネイロオリンピック関連の旅行のほか、北米やアジア方面が好調だったという。募集型企画旅行は取扱額が1.3%減の791億6538万円、取扱人数が8.5%増の35万7019人で、単価は9.1%減の22万1740円となった。
取扱額を企業別で見ると、最も多かったのはジェイティービー(JTB)15社で6.2%増の523億4391万円となり、全体の約23%を占めた。2位はエイチ・アイ・エス(HIS)5社が3.9%増の429億438万円、3位はJTBワールドバケーションズが2.9%減の276億6943万円となった。
前年からの伸び率では、名鉄観光バスが287.9%増の955万円で最も伸長。2位は楽天が117.5%増の43億3539万円、ジェイアール東海ツアーズが29.5%増の1億8844万円と続いた。前年を上回ったのは27社だった。
なお、国内旅行の取扱額は1.9%減の3580億7922万円、外国人旅行は7.2%増の148億2980万円で、総計は0.3%減の6009億1100万円となった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。
※観光庁は今年4月分から、集計対象企業のリストを年間の旅行取扱実績をもとに刷新。企業数は49社から50社に変更した。
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
8月単月