阿蘇山噴火、観光に影響なし 阿蘇市観光協会長が声明

  • 2016年10月27日

 10月8日に噴火した熊本県阿蘇山について阿蘇市観光協会の稲吉淳一会長が10日付で声明を発表した。火口周辺を除き、通常通り観光ができるという。声明を抜粋し現状を伝える。

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36年ぶり爆発的噴火をし(噴煙が)高度1万メートルに達したと報道されておりますが、私たちが住んでいる内牧温泉には、何の影響もありません。大分方面の風向きだったため降灰の影響もございませんでした。噴火に関しても深夜に発生した1回限りでしたので、現在は落ち着いております。

 噴火警戒レベルは2から3(2キロ規制)に上がりましたが、草千里までは十分いけますのでご安心ください。降灰も風向きが良かったので、草千里には降っておりません。素晴らしい阿蘇の風景が見られます。火口の煙も草千里から眺めることができます。

 阿蘇山はこれからも噴火します。そして阿蘇の観光はその噴火を観ることで始まりました。だからこそ先人たちは安全な場所に宿をかまえたのでしょう。

 秋の日和になり黄金色に輝く阿蘇の風景は一見するに値します。どうぞ変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願いします。

 (16/10/26)


情報提供:トラベルニュース社