日本航空、台風復興支援で北海道キャンペーン、特別運賃も

  • 2016年10月25日

キャンペーンのロゴ  日本航空(JL)は11月1日から17年3月31日まで、キャンペーン「JAL 北海道応援キャンペーン『行こう!北海道へ』」を実施する。北海道によるキャンペーン「旅して応援!ほっかいどう」と連動するもので、今夏の台風で被害を受けた北海道観光の需要回復が目的。現在では道内のほとんどの観光地や観光施設が通常営業をおこなっているものの、風評被害により需要が低迷しているため、道外からの送客に取り組む。両者は昨年12月に包括連携協定を締結している。

 JLは旅行会社などの極力を得て、特に被害の大きかった道北と道東への観光を促す考え。応援商品の造成を促すとともに、JALグループの社員や旅行会社スタッフの研修旅行なども推進する。ダイナミックパッケージでは北海道旅行に使えるクーポンを発行する。

 12月2日から21日までについては「応援先得」として、通常の「先得割引」「スーパー先得」よりもさらに安い特別運賃を設定。対象路線は羽田/新千歳、女満別、旭川、釧路、帯広線で、期間や路線については順次拡大するという。適用条件は「先得割引」「スーパー先得」と同条件で、販売はすでに開始している。道内路線については、丘珠/釧路線で順次臨時便を運航する。

 さらに、11月と12月の2ヶ月間については、羽田/女満別、旭川、釧路、帯広線でも特典航空券での搭乗を可能にする。また「2016年秋・冬 JAL 北海道応援eJALポイントプレゼントキャンペーン」として、JALマイレージバンク日本地区会員で11月1日から12月22日までの間に対象路線を特典航空券で搭乗した人に、1区間あたり500ポイントを贈呈する。

 そのほか、台風で大きな被害を受けた北見地方の玉ねぎを使用したオニオンスープを、羽田空港国内線サクララウンジで提供。提供期間は11月1日から30日までの1ヶ月間で、1日1000食限定とする。