ハワイアン航空、コナ線セミナー、深夜便の利便性アピール
ハワイアン航空(HA)とハワイ島観光局はこのほど、HAによる12月21日の羽田/コナ線就航を前に、旅行会社などを対象とした「ハワイ島コナセミナー」を開催した。主催者として挨拶したHA日本支社長の宍戸隆哉氏は、日本から直行便が運航されていない空港のなかで、コナは世界で2番目に日本人利用者が多いことを説明。「コナ線の直行便が就航すれば利用者数は必ず伸びる。ぜひ、みなさまと(コナを)盛り上げていきたい」と意欲を示した。
日本/コナ線については、2010年に日本航空(JL)が成田/コナ線から撤退して以降、定期直行便は運航されていない。宍戸氏は同社の強みとして「当社は他の島への便も運航している」と話し、オアフ島に宿泊して日帰りでコナに訪問するなど、色々な選択肢を提供できることをアピールした。羽田/コナ線を利用すると、マウイ島へは同日乗継も可能という。
ただし、今後の方針としては「まず、コナを全面に売っていく」と説明。今回のセミナーのために、ハワイ島観光局局長のロス・バーチ氏が来日していることを話し、今後も観光局などと協力しながらプロモーションすることで、コナ旅行のさらなる活性化をはかる。
航空券の販売状況については「まだまだこれからだが、堅調に推移している」とコメント。コナを訪問する人はリピーターが多いことから、「予想よりもFITが多い」という。
このほかセミナーでは、HA日本地区営業本部部長の和田登志久氏やハワイ州観光局(HTJ)営業部長の森義直氏、現地のサプライヤーなどがプレゼンテーションを実施。和田氏は、羽田/コナ線は羽田発が23時55分、コナ発が17時05分であることを紹介し、「羽田発便は残業してからでも利用でき、コナ発便は旅行最終日もコナでの滞在を満喫してから帰国できる」とアピールした。
また、空港施設については、現在と同じくターミナル2を利用することを紹介。日本語対応スタッフも8名配置し「しっかり準備している」と説明した。このほか、12月1日にはビジネスクラスで提供するアメニティキットを、ハワイ島のデザイナーであるシグ・ゼーンさんがデザインしたものに刷新することも発表した。