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KNT-CT、8月の国内は1割減、学生団体は4.7%増

  • 2016年10月12日

 KNT-CTホールディングスの2016年8月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比10.0%減の310億3325万円となった。このうち、団体旅行は8.8%減の41億1578万円、企画旅行は12.3%減の216億7564万円、個人旅行は0.3%減の52億4183万円となり、いずれも前年を下回った。

 団体旅行のうち、一般団体はコンベンションなどの取扱人数の減少により、23.1%減の16億9459万円に。学生団体は修学旅行やスポーツの各種大会などの取り扱いが増加し、4.7%増の24億2119万円となった。

 企画旅行では、メイトの取扱額は15.3%減の112億5492万円と減少。方面別の取扱人数は信州方面が前年を上回ったが、その他の方面で前年を下回った。

 クラブツーリズムの取扱額は8.8%減の104億2008万円。バス旅行を除く国内旅行部門は、新幹線が開通した北海道方面の商品のほか、「ふっこう割」を利用した九州方面の商品や限定企画商品など特徴のあるツアーの予約が好調だったが、その他の商品が伸び悩んだことで全体は7.1%減と前年を下回った。バス旅行部門は、今年の7月末から通年での一般公開を開始した京都迎賓館など新しい観光地を訪問するツアーは好調だったが、長距離のツアーを中心に伸び悩み9.2%減となった。

 なお、国内旅行以外では、海外旅行は9.0%増の162億2009万円、外国人旅行は昨年の取扱人数が多かった反動で17.3%減の11億9350万円となり、関連商品などを含めた総計は4.3%減の492億7798万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。