KNT-CT、8月の海外旅行は9%増、リオ五輪効果で団体が28%増
KNT-CTホールディングスの2016年8月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比9.0%増の162億2009万円となった。このうち、団体旅行は27.7%増の54億7266万円、企画旅行は6.0%増の71億5778万円とともに増加。一方、個人旅行は6.6%減の35億8966万円と前年を下回った。
団体旅行のうち、一般団体はリオデジャネイロオリンピックの選手団の取り扱いなどにより102.2%増の30億9137万円と大幅に伸長。学生団体は研修旅行などの取扱人数の減少で13.7%減の23億8129万円と前年を下回った。
企画旅行では、ホリデイの取扱額はテロ事件などの影響で12.4%減の25億3943万円に。取扱人数はアメリカやオセアニア、アジアが前年を上回ったが、その他の方面は前年を下回った。
クラブツーリズムの取扱額は21.4%増の43億7034万円。テロや台風の影響を受けたものの、全日空(NH)のチャーター便を利用したクロアチアツアーが好調だったことなどから前年を上回った。
なお、海外旅行以外では、国内旅行は10.0%減の310億3325万円、外国人旅行は昨年の取扱人数が多かった反動で17.3%減の11億9350万円となり、関連商品などを含めた総計は4.3%減の492億7798万円となった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。