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阿蘇山噴火で警戒レベル引き上げ、入山規制も-ツアーに影響なし

  • 2016年10月12日

 熊本県阿蘇山の中岳第一火口で10月8日に爆発的噴火が発生したことに伴い、福岡管区気象台は火口周辺の噴火警戒レベルをレベル2の「火口周辺規制」からレベル3の「入山規制」に引き上げた。これを受け、観光庁は11日に「阿蘇山周辺の観光地の状況について」と題し、同庁のウェブサイトに阿蘇山周辺の各自治体のウェブサイトなどに関するリンク集を公開した。

 阿蘇山は昨年10月23日の小規模な噴火以降、噴火が発生せず二酸化硫黄の放出量なども減少傾向にあったことから、同11月24日に噴火警戒レベルをレベル3からレベル2に引き下げていた。今回の引き上げにより、火口から約2キロメートル以内が立入禁止区域となった。これにより、中岳山頂が登山禁止となったほか、砂千里ルートや行儀松ルートなど6つの登山ルートの通行を規制。阿蘇山ロープウェイの阿蘇山山西駅も立入禁止となった。

 旅行会社数社に聞いたところ、ジェイティービー(JTB)によれば立入禁止区域の範囲が狭いため特に観光に影響はなく、ツアーなども通常通り催行しているという。また、KNT-CTホールディングスも同様に通常通りツアーを催行。2社ともに目立った問い合わせなどはないという。