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エア・ドゥ、LINEで搭乗サービス開始、半年で150万人めざす

  • 2016年10月6日

記者会見後の記念撮影。(男性左から)HDの草野氏、LINEの田端氏  エア・ドゥ(HD)は10月18日、LINEが提供する法人向けサービス「LINE ビジネスコネクト」を活用した新サービス「AIRDO ONLINE Service」の提供を開始する。メッセンジャーアプリの「LINE」を通して、個々の利用者に対して搭乗手続きや観光情報の提供などをおこなうもの。6日に開催した記者発表会でHD代表取締役副社長の草野晋氏は、航空会社がLINEを活用して搭乗手続きを実施するのは今回が初めてであることを述べ、「他社にはないサービスを提供し、目標である『オンリーワンのエアライン』をめざす。目標ユーザー数は半年間で150万人」と意欲を示した。

 「LINE ビジネスコネクト」は、APIの活用や外部データとの接続により、企業と一般ユーザーの間で1対1や双方向のコミュニケーションを可能にしたもの。通常の企業アカウントでは、複数の登録者に対して同一のメッセージを一斉送信するなど、コミュニケーションの手段が限られているが、「LINE ビジネスコネクト」ではユーザーへの個別対応が可能になる。新サービスは、HDの公式アカウントを「友だち」に登録することで利用できる。

トーク上の画面  搭乗手続きサービスについては、「トーク」の画面上に表示されるメニューから「QRコードの取得はこちら」をタップし、誘導されたページで航空券の予約情報を入力すると、予約便に関する情報がトーク上に表示される。説明したHD営業部営業企画グループの三松貴文氏は「一度予約照会をするとトーク上に情報がずっと残るので、いつでも確認することができる」と利点を述べた。

 また、予約便の情報とともにトーク上に表示される「QRコードの取得はこちら」をタップして必要事項を入力すると、保安検査や搭乗の際に利用可能なQRコードがトーク上に表示される。これにより、空港カウンターでのチェックインが必要なくなり、スムーズに搭乗することが可能となる。

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